こんにちは、Misoca開発チームのmzpです。
5/24, 25に開催されたde:code 2016に参加しました。
参加の経緯
ゴールドスポンサーの弥生株式会社からチケットをいただいたので、Misoca開発チームから3人で参加しました。
会場の様子
- 広くて、誘導もスムーズでした。
- 無料でドーナッツ、ドリンクが配られていました。
- Microsoftグッズを売っているエリアがありました。
- ブースエリアに各種企業が出展しており、ノベルティを配っており、ぶらぶらしているだけでもかなり楽しかったです。
ブースの様子
Misocaも弥生と共同でブースを出展しました。
ブースに立っているのは体力的に大変でしたが、Misocaを知っているという方にも来ていただけたので、楽しかったです。
ノベルティとして持って行ったMisoca・弥生のコラボTシャツも好評で、多くの方にもらっていただきました。
興味深かったセッション
期間中参加したセッションのうち、特に面白かったセッションを2つほど紹介します。*1
Keynote
Microsoftのミッション
SPL-004: Windows 10 開発の舞台裏から学ぶエンジニアの未来
このセッションでは、マイクロソフトディベロップメントがどういった会社か、どういった開発を行なっているかの紹介が主でした。
具体的には以下のような話をしていました。
- 「日本マイクロソフト」は、営業主体の日本マイクロソフト株式会社(MSKK)と開発主体のマイクロソフト ディベロップメント株式会社(MSD)の総称です
- MSDはローカライズ専門の会社ではなく、Windowsの開発を行なっています
- 開発環境をすべてクラウド上に置いているため、場所を選ばずに働けます。
- 従来のWindowsは3年ごとのリリースだったため、フィードバックの反映が遅かった。そこで、頻繁なリリースとフィードバックの反映を実現するため、Windows10からはInsider Preview Programを開始しました。
特にInsider Previewの説明では「Windowsがうごくデバイスは非常に多いため、テストだけでは品質保証ができない。そこで、Insider Previewの結果を分析し、改善に役立てている。 そのため、品質保証はテスターの仕事ではなくデータサイエンティストの仕事になった」という話をしており、とても興味深かったです。
CLT-008: みんなで作る Windows 10 ! ~Windows Insider からのフィードバック データの活用方法~
Windows Insider Previewでのフィードバックをどのように活用しているかの解説セッションでした。 前述のInsider Previewの話がおもしろかったので、より具体的な話を期待して参加しました。
実際、MS IMEの予測変換精度を向上させるために、どのようなことをいしているかを聞けたので、よいセッションでした。
- 予測変換精度の指標としては「予測した変換候補をユーザが選択した割合」を採用しています。
- これを実現するために、「選択した候補が予測結果に含まれていたかどうか」をマイクロソフトに送信するための仕組みを、MS IMEに組み込んでいます。
- 集めたデータはAzure Data Lake、PowerBI等で分析し、予測変換精度を向上できているかどうかを検証しています。
という話をしていました。
その他のセッション
- キーノートのデモでExcelや秀丸が登場していて、日本向けにローカライズされているなー、と感じました。 特にWindows 10 MobileのContinuumのデモとしてExcelを動かしてて「さすがExcel...」という気分になりました。
- 「CLT-007HoloLens アプリ開発 ~世界を変えてしまうテクノロジ~」が中止になって「CLT-006HoloLens 概要 ~世界を見る新しい方法~」を再演してて残念だったが、おかげで他のセッションとかぶって聞けないはずのHoloLens概要が聞けるようになってよかったです。
- 「DBP-019: りんなを徹底解剖。"Rinna Conversation Services" を支える自然言語処理アルゴリズム」が大盛況で「みなさん女子高生がそんなに好きなんですか?」と言われていたのが、おもしろかったです。
その他
マイクロソフトすごいじゃん、という話をしながら歩いていたら、iPhoneを落して割りました。
MisocaではiPhoneを落しても泣かないエンジニアを募集しています。